中小企業診断士2次試験(事例Ⅰ~Ⅲ)の解き方①

事例Ⅰ

私が実践していた、中小企業診断士2次試験(事例Ⅰ~Ⅲ)の解答手順を、数回に分けてご紹介します。もちろん、人それぞれ解きやすい手順や解法があるので、あくまで「一つのやり方」として、参考にしていただければ幸いです。また、この解き方は私が受講していた2次試験専門の予備校による影響を色濃く受けている点も、あらかじめご了承ください。

なお、この試験は時間との勝負になるので、おおよその目標作業時間も書いておきました。

受験番号を書いて、メモ用紙を確保する(1分)

試験開始とともに、まず解答用紙に受験番号を記入します。1次試験とは異なり、試験開始前の記入はできません 。ここで時間をとられるのはもったいないので、番号をスムーズに書けるよう事前練習をしておくことをお勧めします

その後、落丁がないことを確認したうえで、メモ用紙を確保するために、問題冊子の表紙を取り外します。

段落ごとに区切る(1分)

与件文を最初から段落ごとに区切る線を引きます。この時、私は持参した青いボールペンを使っていました。

この時、「与件文を軽く読みながら線を引く」というのを試したこともありますが、あまり頭に入らないため、どんな会社のことが書かれているかはなんとなく目を通す程度にして、ひたすら線を引いて段落を区切ることに集中しました。また、線を引いた後で段落番号を①②…と入れていくことも試したことがありますが、私の場合は段落番号を振っても後工程で活用する場面がほとんど無かったため、この作業は省略していました。

この作業のもう一つの目的は「気持ちを落ち着かせる」ことです。開始時にいつもこの作業を行うことで、緊張感を緩和し、いつも通りの気持ちに持っていくという効果もあったように思います。

設問を読み、問われている事をや注意点をマークする(2分)

事例Ⅰ~Ⅲで最も大切なことは「問われていることに、過不足なく的確に答えること」だと考えています。そのため、与件文を読み込む前に、まず問題文を注意深く読むことにしていました。こうして問題文を先に読むことにより、与件文で特に深く読み込むべきことが絞られるという効果もあります。加えて、外してはいけないことや、答えるべきことをマークしたりメモしたりしていきました。

例えば、令和6年度の事例Ⅰの第1問、第2問の場合、私は以下の様にマークしていました。

第1問は、一般的な内部分析であり、強み弱みが問われていることがわかります。ただし、「2000年当時」という時制に注意しなければなりません。(まだ、この時点では与件文は読んでいませんが、おそらく「現在」の強み・弱みといった、時制の異なる表現が意図的に含まれているのだろう、と推測できます。)

第2問は、「なぜ」とある通り「理由」が問われているのが一点、加えて任命した「狙い」、すなわち「期待される効果」が問われているのが一点なので、この問題は、「理由」と「狙い」の両方に答えなくてはならない問題です。なお、このように長くてポイントがブレそうな問題には、マークだけでなく文字として答えるべきことを記入していきました。

※ここでいったん区切ります。続きは次回とさせてください。

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