本日、令和7年10月26日(日)は、令和7年度中小企業診断士第2次試験の筆記試験の当日です。皆さん夜はゆっくり休めたでしょうか?
昨日の記事にも書きましたが、ここまで来たら多少寝不足気味であっても集中力で乗り切れるはずです。今日のために準備してきた成果をすべて解答用紙にぶつけていただければと思います。本日試験に臨む皆さんにお伝えしたいことをいくつか書き記しておきます。
最後まであきらめない
おそらく、各事例で1問か2問は「なんじゃこりゃ」という問題がでてくると思います。そんなことは、何度も過去問や模擬試験を解いてきた皆さんにとって今さら改めて言われるまでもないことでしょう。しかし、いくら覚悟していたとしても、実際に本番で直面すると、緊張と焦りで頭が真っ白になってしまうことがあります。そうすると、ペースが乱されて今まで解けていた基本的な問題も解けなくなってしまったり、いつも以上に時間がかかって全体のタイムマネジメントがおかしくなってしまったりすることがあります。
しかし、そのような問題は、他の多くの受験生にとっても「なんじゃこりゃ」という問題に違いありません。そして、解答がばらつくため点数に差がつきにくい問題だとも言えます。とにかく、落ち着いて「何か書く」ことに専念しましょう。何も書かなければゼロ点ですが、何か書けば多少論点がずれていたとしても得点がもらえる可能性がでてきます。そして、その得点が合否をわけることもあります。
それに、この試験は全体で6割取れば良いので、完璧を目指す必要はないはずです。一問くらい失敗しても他の問題で十分カバーできますし、もっと言うと、一つの事例で半分程度しか点数が取れなくても、他の事例で挽回できる可能性もあります。(特に近年は事例Ⅳで大きく点数を伸ばすことで、カバーできるケースが見受けられます。)最後まであきらめずに、とにかく「ペンを止めずに何か書く」ということを心がけましょう。

昼は外の空気を吸ってみる
昼休みは今年も13:00から14:00の1時間確保されていますが、この時間に昼ご飯を食べて、余った時間で次の事例Ⅲまたは事例Ⅳのファイナルペーパーを見て過ごす、というのが一般的な過ごし方ではないかと思います。しかし、昼食を買ってきている方などは、朝から夕方まで同じ机で同じ景色を見て過ごすこととなり、そうすると、午前中の反省や、これからの試験の不安などが頭から離れない状況が続いてしまいます。
そこで、昼休みは少し外に出て空気を吸ってみることをお勧めします。試験会場にもよりますが、もし公園などがあれば、そこで昼食をとってみるのも良いかもしれません。もし天気が悪い時は、少し建物の中を歩いてみるなど、何か気分転換をするのが良いと思います。

再現答案を作る
事例Ⅳまで試験が終わり、いろいろ反省点がありながらもなんとか最後まで乗り切った。あとは家に帰って、今日は今まで我慢していたお酒や趣味などで自分にご褒美を…と言う方が多いと思いますが、そこでもうひと頑張りして、再現答案を作っておくことをお勧めします。
予備校などに通っている方はおそらく、講師から再現答案の提出を依頼されているとは思いますが、そうでない方も、その日のうちに再現答案を作っておいた方が良いと思います。メリットは以下の通りです。
- 大手予備校などが行う「採点サービス」に申し込んで自分の答案が客観的にどのようなレベルだったのかをいち早く知ることができる。
- 記述試験に合格した後の「口述試験対策」に使える。
- 万が一今年残念な結果になった場合でも「来年以降の対策」を立てやすくなる。
しかし、「今日は疲れたから明日にでも…」と思っていると、結局作らずじまいになってしまったり、一日経って忘れているところが多くなり再現性が悪くなったりします。疲れている中で今日の苦しかったことを思い出しながら再現答案を作るのはとてもつらいのですが、是非その日のうちに再現答案を作っておくことをお勧めします。

最後に
それでは、最後になりましたが、このブログを読んでいただいている皆さんが実力を発揮できるように心からお祈りしています。


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