中小企業診断士の2次試験、特に記述問題の構成案作成や、事例Ⅳの財務計算では、思考を整理するためのメモ用紙が欠かせません。しかし、この試験ではメモ用紙が別途配布されないため、各自で工夫して準備する必要があります。
多くの受験生は、問題用紙の表紙裏や白紙ページをメモ用紙として活用します。そのため、試験が始まると同時に、あちこちで問題用紙を破ったり、ホッチキスを外したりする音が聞こえてきます。初めて受験する方は、「みんな何をし始めた?」と、その独特の雰囲気に驚くかもしれません。(この雰囲気に慣れる意味でも、一度は模擬試験を受けておくことをお勧めします。)
ここでは、私が実際に試したメモ用紙の作り方を3つご紹介します。
方法1:定規を使って表紙を破いてメモ用紙にする
定規を当てて、問題用紙の表紙などを直線的に破る方法です。
- メリット: ホッチキスを外さずに、B5サイズのメモ用紙を複数枚(表紙、裏表紙など)確保できます。
- デメリット: 慣れていないと破るのに失敗したり、破ったメモ用紙がバラバラになってしまい、書いた順番が分からなくなったりすることがあります。
私も当初はこの方法を採用していましたが、バラバラのメモ用紙を管理できなくなってしまう事が多かったので途中でやめました

方法2:ホッチキスを外して分解する
ホッチキスを外して、問題用紙全体をバラバラにする方法です。
- メリット: 表紙と裏表紙が一体となった大きなメモ用紙が手に入ります。また、与件文と設問を切り離して机に並べることができるため、見比べやすく一覧性が高まります。
- デメリット: 爪でホッチキスを外すのは少し大変です。また、与件文や設問用紙が散らばってしまい、思考中に探しにくくなることがあります。
この方法も、私には合いませんでした。
方法3:ホッチキスを残し、表紙だけを外す
最終的に私にとって最適だったのが、ホッチキスを残したまま、表紙の綴じられている部分に小さな穴をあけて外す方法です。中央部分の穴は気になりますが、慣れてくるとあまり大きな穴をあけずに取り出すことができます。
この方法なら、与件文と設問は綴じられたままで散らばらず、B4サイズの大きなメモ用紙(表紙の裏面)を1枚確保できます。私にとっては最も使い勝手の良い方法でした。
表紙をきれいにはがすには少しコツがいりますが、興味のある方はぜひ一度試してみてください。



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