令和7年度 中小企業診断士2次試験~前日の心構え~

二次全体

本日、令和7年10月25日(土)は、令和7年度中小企業診断士第2次試験の筆記試験の前日ですね。受験される方は、いよいよ明日、今まで積み重ねてきたことが試されることとなります。今日一日をどうやって過ごすべきなのか、決めかねている方に向けていくつか提案させていただければと思います。

いつも通り過ごす

まず、一番大切なのは、「いつも通り過ごす」ことだと思います。本日は土曜日なので、会社がお休みで時間がたっぷり確保できる方も多いと思いますが、一次試験と違い、暗記の要素が少ない二次試験では、前日に追い込みをかけて覚えることもほとんどないでしょう。

よって、いつも週末にやっていたことを、今日も同じように行うことをお勧めします。例えば、毎週末図書館などで問題を解いていた方は、同じように今日も図書館に行っても良いですし、あるいは書斎などがある方はそこで同じように学習を進めるのが良いと思います。

また、遠くから試験会場のある都市に移動して来ている方は、さすがにいつも通りというわけにはいかないと思いますが、いつも使っている問題集や過去問などをサッと眺めておく程度のことはやっておくと良いと思います。

逆に、「せっかく買ったのに今まで手つかずだった新しい問題集をやってみる」とか「過去問もほとんどやりつくしたので大昔の初見の過去問を試しに解いてみる」といったことは、あまりお勧めできません。仮にそのような問題が解けなかった場合は気持ちが焦りますし、解けたとしても明日の試験に向けての効果は薄いと考えます。

それよりは、いつも解いていた問題を繰り返してみるとか、すでに何度か試している過去問をもう一度解いて、解き方のプロセスを再確認するという方が前日の過ごし方としてはメリットが大きいのではないでしょうか。

会場までのルートをたどってみる

仮に、「もう問題をやりつくしてしまって、やることが無い」、「今日は気分転換したい」という方にお勧めなのは、「会場までのルートを実際にたどってみること」です。

当日、最も大切なのは時間通りに会場につくことです。朝早くに交通機関を乗り継いで会場まで行くときに、「どのルートで行くか」、「運賃はいくらか」、「最寄駅から歩いて何分くらいかかるのか」、「昼食はどこで買えばいいのか」、などいろいろな不安要素を抱えるのは、心理的にもあまり良いことではありません。

よって、前日、時間的に余裕がある方は、実際に当日と同じルートで会場まで行って会場の建物を「外から」眺めてみる、というのをお勧めします。一度、会場を目に入れることで、その中でどうやって試験を受けるかということも頭の中でなんとなく想像できるので、当日初めて見るよりも心に余裕ができるという効果も期待できます。

特に、遠方から試験を受けに来て近くのホテルに宿泊されている方などは、土地勘もあまりないでしょうから、地元の方よりもさらに不安な要素が多いと思いますので、ぜひ、お勧めしたいと思います。

ただし、注意点としては、試験の注意事項にもある通り、会場の中には絶対に入らないことです。この規則を破ってしまうと最悪の状況では何らかのペナルティを課される可能性もあります。あくまでも一般の方々の迷惑にならないように「外から」眺めるだけにしましょう。

睡眠を十分とる

最後は「睡眠を十分とる」ことにつきます。前日はなるべく早く寝て、次の日は早めに起きて、元気に会場まで向かうということです。

とはいえ、前日、緊張のあまりなかなか寝付けない方もいると思います。私も、早めに布団に入ったものの、あまり寝付けなかった記憶があります。

ただ、実際にそのような状況の方は多いと思いますし、1日くらい寝なくても今まで積み重ねてきたことがあればあまり問題にはなりません。当日は集中力が増しますし、寝不足でも十分力を発揮できるはずです。

あまり神経質にならずに、横になって体を休められればOKというくらいの気持ちで早めに布団に入りましょう。

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