中小企業診断士2次試験(事例Ⅳ)の過去問分析①(事例企業の概要)

事例Ⅳ

今回は、ここ数年の事例Ⅳの事例企業の概要についてまとめます。事例Ⅳは財務・会計をテーマにした事例です。
以下の表に、令和元年以降の事例Ⅳの出題内容をまとめました。

年度

業種

事業内容(概要)

2019

建材卸売業

主に建材卸売業を営み、建材事業部、マーケット事業部、不動産事業部の3事業を展開

2020

戸建住宅事業、飲食事業など

主力は戸建住宅事業。約6年前から飲食事業を展開し、将来的な和食店の新規開店も計画。駐車場賃貸やリフォーム事業も手掛ける

2021

食品スーパーマーケット事業、外食事業など

食品スーパーマーケット事業を中核とし、地元産商品と地元密着を強みに15店舗を展開。外食事業、ネット通販事業、不採算の移動販売事業も展開。セミセルフレジからフルセルフレジへの更新や、魚種Xの陸上養殖という新規事業も検討中

2022

総合自動車リサイクル業

中古タイヤ・アルミホイール販売で創業し、現在は廃車・事故車の引取り・買取り、中古自動車パーツ販売などを行う。海外販売網展開や事業多角化を目指す

2023

化粧品製造業

独自開発原料を配合した基礎化粧品、サプリメントの企画・開発・販売を行う。生産はOEM生産が主だが、男性向けアンチエイジング新製品は自社生産を検討中

2024

飲食事業、惣菜事業、加工事業など

加工食品の卸売から始まり、現在は飲食事業、惣菜事業、加工事業の3事業を展開

事例Ⅳでは、事例企業の状況が書かれた事例文が最初の1ページ程度にまとめられていますが、これを活用する問題は主に第1問の経営比率分析第4問の記述問題の一部のみの場合が多く、それ以外の問題では、問題文で個別に詳細な条件が与えられるため、事例文そのものの重要度は他の事例に比べてそれほど高くないといえます。

また、各年度の事例企業ともに複数の事業部を持ち多角化展開を行っている傾向があり、第4問の記述問題では、事業部間の経営指標の比較貢献利益などが問われることがあります。

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