中小企業診断士2次試験(事例Ⅰ)の過去問分析①(事例企業の概要)

事例Ⅰ

今回は、ここ数年の事例Ⅰについてまとめてみます。事例Ⅰは人事・組織に関する内容を問われる事例で、様々な業種の企業が題材として出題されています。令和元年以降の事例Ⅰの出題内容について、以下の表にまとめました。

年度 業種 事業内容 従業員数 創業年(事業継続年数) 現在の社長は何代目か(年齢)
2019 製造業 農業用乾燥機メーカー 約80人 祖父の代に創業 3代目(40~50歳代と推測)
2020 製造業・小売業・飲食サービス業 老舗蔵元、飲食・土産物販売 40人 江戸時代創業(200年以上) 事業承継後初代(40歳代前半)
2021 印刷業 印刷、広告制作 15人 1960年創業(61年) 3代目(年齢不明)
2022 製造業 食品加工業、直営店運営 40人 戦前より代々経営 不明(69歳)
2023 飲食サービス業 蕎麦店運営 15人 1960年代後半のれん分け(約55年) 2代目(50歳代と推測)
2024 物流業 物流サービス 120人 1975年創業(49年) 2代目(40~50歳代と推測)

このように、製造業、小売業、サービス業など様々な業種の企業が題材として取り上げられています。ただし、組織・人事に関する事例であるため、ある程度の従業員数を雇用している企業が選ばれる傾向にあり、中でも製造業の割合が多めです。

また、登場する企業の多くは、創業から数十年を経過した伝統のある企業です。2代目や3代目といった経営者が、事業の継続や承継(M&Aやのれん分けを含む)をテーマに事業を運営していくケースが多いという傾向が見られます。

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