財務・会計は、中小企業診断士試験の中でも、試験中のタイムマネジメントが特に重要な科目だと考えています。その理由は、試験時間がわずか60分と短い上に計算問題が多く、一問でもつまずくと時間不足に陥りやすいからです。
他の科目では、基本的に覚えた内容をもとに正解を導き出すため、「わかるか」「わからないか」の判断が比較的早い段階でできます。しかし、計算問題の場合、計算ミスによって答えが合わなかったり、一見解けそうな問題が意外と解けなかったりするため、時間がかかるケースがあると考えられます。
財務・会計の問題は、通常24~25問程度で構成され、試験時間は60分です。そのため、一問あたりにかけられる時間は概ね2分強となります。私自身、ある年度の過去問を解いたとき、計算問題に時間を取られ、最後には時間が足りなくなるという経験をしたことがあります。本番では同じ失敗を繰り返さないよう、タイムマネジメントを意識して準備を進めていました。
これから、特に重要だと思う分野の具体例をいくつか挙げていきます。
